Illustrator初心者卒業のために覚えるべき22のショートカット【動画付】

Illustrator shortcut key header
どんなソフトでもそうなんですが、作業の効率化を図るときにまず手頃にできることといえば、ショートカットを覚えて使いこなすことではないかと思います。

今はそんなこともありませんが、僕自身もイラストレーターを使い始めた時なんかは、メニューから色々と探しては作業していました。しかし、それを繰り返すことによってショートカットを使うようになり、反射的に活用できるようになります。

今回は、イラストレイターを触り始めたばかりの方々用に、活用する機会の多いであろうショートカットをまとめてみました。(Windowsの場合は、【Command】を【Ctrl】に置き換えればほとんど使えると思います)

カット・コピー・ペースト関連

めっちゃ基本中の基本かもしれませんが、敢えて書かせていただきますとコピー&ペーストというのはかなり利用頻度は高いと思います。

また、他のアプリでも共通して同じショートカットとして使えることがほとんどですので、もうご存じの方も多いかもしれません。

カット

Cut
カット(切り抜き)はただただあるものを消してくれるだけではありません。消してコピーしてくれるのです。だから、カットした後にペーストしてみるとカットしたものがペーストされます。

コピー

Copy
コピーも大変良く使うショートカットの一つだと思います。もう僕はこのショートカットを使わずには仕事はできません。毎回メニューからコピーを選ぶことを想像するとげんなりするくらい作業効率を上げてくれるショートカットです。

コピーは、カットとは違い対象を消去せずに残してくれるというところがポイントです。しっかりとカットとコピーを使い分けましょう。

ペースト

Paste
カットとコピーで記憶しておいたオブジェクトやテキストなどをペーストで貼り付けます。これら3つのショートカットはワンセットで覚えておきましょう。

前面へペースト

Fpaste
先ほどの3つのショートカットの延長で覚えておきたい1つが、前面へペーストです。このショートカットの特徴は、コピーしたものの手前にペーストしてくれるということです。

この機能は、同じオブジェクトを全く同じ場所で重ねて乗算処理など重ねて効果を出す場合によく使いますね。

「手前」というとわかりにくいかもしれませんが、コピーしたもののそっくりそのまま上にペーストされるということです。ですので、間違って使うと知らない間に同じものが2つ重なっている状態になってしまいます。そういうとことは注意が必要ですね。(それを知らずにちょっと移動させるとズレが発生するのでトラブルの元になります)

背面へペースト

Bpaste
先ほどの前面へペーストの反対機能がこの背面へペーストです。

最近はアピアランスという機能が使えるので、文字に影をつけたりするのがとても簡単になってきていますが、以前そのような機能がなかった時には、このショートカットを用いてオブジェクトを背面にコピーしてちょっとずらして色を変えて影を作ったりしていましたね。

保存関連

ここからは保存関連のショートカットを2つ紹介します。

保存

Save
これは初心者の方でもご存じの方も多いかと思います。特に昔からイラストレーターを使っている方は、少し長い時間使っていると急にフリーズしたり落ちたりするという体験をたくさんしている方が多くみえるはずです。

そんなときに、「保存しておけばよかった…」と後悔することは多々あるわけですが、そんな経験を多くされた方ほど、一つの作業が終わったらまず保存!という動作が身に付いているのではないでしょうか?(僕は知らないうちに保存していることがあるくらいです)

別名で保存

Ssave
こちらは先ほどの保存とは違い、ファイル名を変えて保存するショートカットです。

作業をしていると良くあるのが、基本的な部分を作っておいて「A案とB案など複数案制作する」ということが良くあります。そういう場合、分岐点になる部分で通常保存しておいて、ここから先の変更箇所は別ファイルにしておくということをよくやります。そういう場合に重宝するショートカットです。

複製を保存

Sssave
こちらは先ほどの「別名で保存」にも似ていますが、ファイルを複製するときに使うショートカットです。

どういうときに使うかというと、例えば保存は同じなんだけど保存バージョンを変えて保存したい場合などでしょうか。

僕はこのショートカットはあまり使わないで、Finderで複製してしまったりします。

Web用に保存

Websave
Web用のちょっとしたアイコンやボタンなどをサクッと作って使いたいときに、このショートカットはよく使います。

また、普通にWebサイトのモックを作ってスライスして書きだす場合にも重宝しますね。(僕の場合はちょこちょこ小刻みに書きだすので余計に重宝します)

制作効率化関連

ここからは実際の制作の中で頻繁に使うショートカットを紹介します。

ロック

Lock
こちらはオブジェクトをロックするショートカットです。

細かな部分の修正をする場合に選択したくないパーツを選んでロックしておくことによって、不要なパーツを選択しないで済むようになります。

すべてをロック解除

Unlock
先ほど出てきたロックを解除するショートカットです。これもかなり重宝します。

というのも、ロックしておいたことを忘れることがよくあるのです。ですので、まとまったオブジェクトを選択して動かす場合などは、一度ロック解除してから動かすように僕は癖がついてしまっています。動かしたはいいけど、ロックされているパーツは動いてくれないので、ここでもトラブルが発生しやすいです。

ガイド作成

Makeguide
レイアウト作業などではガイド機能がとても重宝します。ルーラー(定規)からガイドを引っ張ってくる方法が一般的かもしれませんが、ボックス型やサークル型のガイドを引きたい時もあります。

そういう場合にこのショートカットは大活躍します。ガイドにしたいオブジェクトを作り、このショートカットを使うだけでガイドにしてくれます。とても重宝しますよ。

ガイドをロック/解除

Unlockguide
ガイドは一度引いたら動かせないわけではありません。用途に合わせて、紙の上で使う定規のような感じで動かして使うことも可能です。しかし、いつでも自由に動いてくれると、オブジェクトと間違えて動かしてしまったり、アンカーポイントを動かすつもりがガイドを動かしてしまった、なんてことも多いはずです。

ですのでガイドのロックをしておいて、必要じゃないとき以外は動かないようにしておきます。

ガイドを表示/非表示

Seeguide
デザインのバランスをチェックするときなど、ガイドが邪魔な時がよくあります。そういうときに即座にガイドの表示/非表示を切り替えることができるショートカットです。

ズームツール

Zoom
今回紹介するショートカットの中でトップ3に入るくらい重宝しているショートカットです。

通常ですと、ズームツール(虫眼鏡アイコン)に切り替えて、オブジェクトを拡大したりします。しかし、このショートカットはショートカットキーを押している間だけズームツールになってくれるとても便利なショートカットです。昔のバージョンから愛用されているイラストレイターには欠かせないショートカットです。

手のひらツール

Hand
先ほどのズームツールのショートカットと同じようにトップ3に入るくらい重宝しているショートカットです。

拡大表示している時などにちょっと移動した場合など、スペースキーを押している時だけ手のひらツールになるので、ちょっとした移動などに大変便利です。

【追記】ズームイン

Zoomin
masakiさん(@4_5matworks)からご指摘いただいたので追記させてもらいます。

テンキーがある方は特に使いやすいかもしれません。表示倍率をズームインできるショートカットです。テンキーがない場合はCommand + Shift + +(プラス)で活用することができます。ちょっとした拡大なんかも連打するだけで済んじゃったりするんで助かります。

【追記】ズームアウト

Zoomout
こちらもmasakiさん(@4_5matworks)から頂いたアドバイス。先ほどのズームインの逆モーションですね。ズームアウトです。

こちらはテンキーがあるないに関わらず使いやすいと思います。(テンキーがないキーボードの場合、プラスはシフトキーを押す必要がありますが、マイナスに関しては押す必要がそもそもありませんので)

ズームツールを使うまでもない時には、これら2つは大変重宝しますよ!まーくんありがとー!!

100%表示

100 scale
先日、USTREAMでイラレの番組を見ていたときに、コメント欄に「この機能、知らなかった!便利!!」と書き込んでいる人が多くて、個人的にはびっくりしたショートカットがこちらです。

だいたい実寸で表示してくれるショートカットです。しかし、この表示にして名刺などを実際に合わせてみるとわかりますが、正確に実寸ではありません。ですので、そこは鵜呑みにせずだいたい実寸と認識しておいてください。

個人的には115%くらいにすると実寸に近い感じになるような印象です。

アートボードを全体表示

Allscale
先ほどの実寸表示と同じように使うことが多いのが全体表示するショートカットです。

レイアウト作業やデザイン作業などの場合、全体の印象・バランスを確認しながら作業することがとても多くあります。

そういう場合に、このショートカットで一発で作業中アートボード全体を見渡すことがあります。かなり利用頻度は高いです。

すべてのアートボードを全体表示

Allboardscale
こちらはあまり使ったことがないという方も多いかもしれませんが、個人的に複数ページものをイラレで作る場合によく使います。

複数のアートボードを使って制作しているときに、それら複数のアートボードを一望できるショートカットです。複数ページものを作っている時に、ざっくりと全体を見渡すときに重宝します。

アウトラインを作成

Outline
印刷のためにデータ入稿するときなどに必ずするのがテキストのアウトライン化ですが、そういう場合はアウトライン化したいオブジェクトを選んで、このショートカットで一発で作業が終わります。(ロックは解除しわすれないように)

あと、テキスト周りの装飾をする場合にアウトラインを取ってしまうって作りこむこともよくあります。そういう部分的にアウトライン化する場合にも作業効率を上げてくれるショートカットです。

動画で簡単にデモしてみました

動画で簡単ではありますが、取り上げたショートカットのデモンストレーションを録画してみました。よかったら見てみて下さい!(音声はありませんので、仕事中の方でも見られます)

まとめ

僕か個人的に作業でよく使うショートカットをまとめてみました。使い方は個人差は確実にありますし、「あのショートカットないの?」という意見も出てくるとは思います。また、僕が知らないショートカットもたくさんあると思います。「これは載せておいたほうがいいよ!」というものがありましたら、ぜひコメント・アドバイス頂けたらと思います。

ショートカットってチートシートを見ながらやってもいいのですが、実際に使うものでないとなかなか覚えれないという部分もあると思います。

ですので、このようにリストアップされたショートカットの中から自分の作業で利用頻度が高いものを見つけて、1つずつ作業に取り入れていくと習得も早いかと思います。

みなさんがイラストレーターを楽しんで使ってもらえるお手伝いになれば幸いです。