DTPの効率化に!Adobe Illustratorのアクション活用術

イラストレーターのアクション活用術
Web制作においてどれくらいイラストレーターの利用率があるのかわかりませんが、DTPにおいてはかなりの高い確率で利用されていると思います。

そして、その制作業務の中でもある程度決まったルーティンを用いる作業というのは、少なからず存在するものです。

それらのルーティン作業業務の効率化を少しでも図ることによって、作業スピードをあげよう!というお話です。

決まったルーティン作業にアクションを活用する

DTPでは決まった流れの作業が少なからず存在します。作業の仕方は人それぞれなので、一概に「これはこうでしょ!」と言えるものでもありませんが、作業の流れを見なおしてみると、決まった流れというのは小さくとも存在すると思います。

そのような部分をイラストレーターの場合、アクション機能で効率化を図ることができます。

例えば、「トリムマークの作成(トンボ作成)」。これって、印刷物データを作る際にはほとんと作成するのではないかと思いますが(一部使わない事例もあるとは思います)、この一つの動作でもアクション設定しておくことで、簡単に処理することができます。

では、このトリムマークの作成を例にアクションを設定してみましょう。

アクションの設定方法

まずは準備

作りたい印刷物サイズのオブジェクトを作る
まずは、最終的に制作したいサイズのオブジェクトを、塗り・線色なしで作成します。塗り・線色なしというのは僕の好みです。

今回はヨコ型普通名刺サイズのオブジェクトを作成しました。

名刺サイズのオブジェクトが出来上がりました
すると、このようにオブジェクトが出来上がったことが分かるかと思います。

アクションパネルを開く
次に、アクションパネルを開きます。パネルが見当たらない場合は、ウィンドウから開きましょう。

ウィンドウからアクションパネルを開きましょう

ここからアクションを設定していきます

アクションを新規作成
アクションパネルからアクションを新規作成します。

名前やボタンなどの設定をします
するとアクションパネルが開きます。アクション基本的な設定をこちらですることができます。

  • 名前:アクションの名称
  • セット:フォルダ分け指定
  • ファンクションキー:アクションのキー指定
  • カラー:ラベルみたいなもの

ここでちょっと見て欲しい部分があります。それは、アクションにファンクションキーを設定しているということです。キーを割り振っておくことによって、指定したキーを押すことによってアクションを実行することができます。

今回は、Shift + F5で設定しました。

アクションの内容を設定します

先ほど設定したアクションオプションのOKボタンを押すと、アクションの記録が始まります。

アクションの記録を始めます。
今回、作成したいアクションはトリムマークを作成することですので、【オブジェクト】から【トリムマークを作成】を選択します。

アクション記録を停止します
トリムマークが作成されたことを確認してから、アクションパネルの最下部左にある■ボタンを押します。これでアクション記録の完了です。(アクション記録時にはその右の●が明るい赤色になっています)

アクションの登録・記録はこれだけです。

設定したアクションを使ってみよう!

それでは早速、設定したアクションが正常に動作するかテストしてみましょう。

新しくオブジェクトを作ってみます
上のように新しくオブジェクトを作成してみましょう。今回は100mmの正方形を作ってみました。

そして、トリムマークにしたいオブジェクト(先ほど作った正方形)を選択した状態で、先ほど設定したようにShift + F5を押してみると……

アクション成功したかな?
すると、指定したオブジェクトに対してトリムマークを作成することができました!

このようにアクションを設定しておくと数クリック分ではありますが、作業を効率化することができます。

また、様々な仕事の中には、その都度発生するルーティンが存在することが多々あります。そういう部分を見つけ出し、素早くアクション設定してあげることによって、その後の同じ作業を効率的に進めることができます。

この他に利用頻度の高そうな動作とは

個人的な感覚での話になるので、万人に対応できるかというとそうでもないかもしれませんが、例えばこのような作業にアクションを割り振ることができるかもしれませんね。

  • 整列(中央揃え・左揃えなど)
  • 全てアウトラインをとってPDF書き出し
  • 複製保存

などなど、上げ始めるとまだまだ見つけられると思いますし、行なっている仕事によっても変わってくると思います。

このように、ちょっとしたルーティン部分を見つけてアクションを当ててあげる事によって、作業時間を少しでも短縮して効率化を図ることができます。

ぜひ、活用してみてくださいませ!

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