[O]アプリの操作よりたいせつなもの

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本職はDTP系なOlein編集長(@Olein_jp)です。

年末年始休暇をゆっくりと過ごしていると、日頃よりも自分の時間を多く持てるものです。そのなかで、来年やってみたいことや目標なども、ちらほらと考え始めました。

そんな中で、少し思ったことを書いてみます。今回は「イラレやフォトショのアプリケーション操作ってそんな大事か?」というお話です。

「イラレやフォトショの使い方教えてください!」と言われても

仕事で大半の時間をAdobe Illustrator(以下イラレ)Adobe Photoshop(以下フォトショ)などを使っています。そういったお話をデザインなどに興味のある方にお話すると、「イラレ使えるって良いですね。教えて下さいよ!」といった言葉をかけられることも少なくはありません。

確かにイラレやフォトショを駆使すれば、ある程度のものは作れてしまいます。印刷用のデータなどもそうですし、イラレに関してはデバイスの多様化や画面解像度がどんどん高くなっていく中で、Web関連のデータ作成にも使いやすい環境も整ってきました。iPhoneアプリのアイコン作成には、僕もイラレだけで行なっています。

これらアプリケーション(以下アプリ)を毎日業務で使っていると、自ずといろんな時短Tipsなども覚えていくようになり、作業スピードも上がり、そのうち目にも留まらぬ速さでいろんなものを作れるようになります。

けれど、それが本当に大切なことなんだろうかと、最近思うようになりました。

恐らく、前述したようなお声をかけてくれる方々は、皆さん同じようにデザインに興味があります。何かをデザインすることに、これらアプリを使いたいということだと思います。しかし、それが本当に必要なのだろうかと思うのです。要するに、デザインを志す方々が、イラレやフォトショの操作方法を知る必要性について疑問に思うところがあるのです。

「手」か「頭」か

これらアプリは基本的にマウスなどを手で動かして操作することが多いです(一部ペンタブなどを利用されているかも)。当然、制作経験を積んでいくうちに、操作も制作スピードも早くなることは、ほぼ間違いないでしょう。オペレーターとしては、どんどん上達していきます。

しかし、デザインを志す方の中で最初からオペレーター業務を志す方って少ないように感じています。みんな、自分がアイデアを出し、カタチにしたいんだと思うのです。特に、これからデザイン業界を志す方々は特に。

オペレーターとデザイナーは全く別の職種です。先ほど書いたように、オペレーターは「手」を使いアプリを操作しデータを作っていきます。しかし、デザイナーはその前の段階で、「頭」を使ってデザインを考えます(スケッチやサムネイルを描くときには手も使いますが)。

これら2つを上達させる方法は同一線上にはないと思います。

デザインならデザインを、オペレーションならオペレーションを

オペレーター上がりのデザイナーだって多く存在します。全く否定はしません。しかし、オペレーターの頭の使い方とデザイナーの頭の使い方も違うと思います。また同じように、オペレーターの手の使い方とデザイナーの手の使い方も違います。

僕が今回言いたかったこと。

それは、アプリを上手く操作できることが、良いデザインを作り上げられることにはならないということです。

操作できることに越したことはありません。デザイン案を出せるオペレーターは素晴らしいと思います。しかし、頭や手の使い方は違います。

だから、デザインを志すならば、やはり発想を視覚化するところまでのトレーニングをたくさん積むべきだと思うのです。その視覚化したものをデータ化するのがイラレやフォトショの作業です。

まとめ

僕自身はオペレーターに近い仕事をしています。そんな中、プライベートでデザインごとをする時にいつも感じるのです。頭というか脳みその使い方の違いを。そして、その往復を繰り返すたびに、自分の脳が固くなってきていることを痛感するのです。

だから、デザインを志して見える方がいらっしゃったら、どんどんアイデアを出すトレーニングを若いうちにしておくべきだと思います。

オペレーションに関しては、来年にレッスンサイトを作る予定です。そういうところでなんとかなるものです。あとは場数が解決してくれます。でも、発想に関しては、それ以上の努力が必要だと思います。それを若いうちから続けるべきだと痛感したのです。

でも、まだまだ僕も諦めませんけどね。