名刺を作るときに考える5つの要素と欠かしてはいけない1つの要素

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最近では、ブロガーさんを始め個人で仕事とは別に活動されている方々の多くが名刺を持ち、オフ会や勉強会で配り、仲間や友達を増やしていくツールの一つとして利用されていることが多くなってきていると思います。

実際に僕もその一人でして、独立する前からオフ会などでブログの名刺を配らせて頂いては、それをネタに話をさせていただいたりしてきました。

そんな中、みなさんは名刺を作る際に何を求め・考えるのでしょうか。使う側として、作る側として、どういうことを望まれているのか。そして、それらのバランスの取り方などをちょっと考えてみました。

「名刺」の役割とは

名刺の役割ってなんだろうか、と考えるとまず譲れない部分が出てきます。それは、自分の情報を相手に伝えるスモールツールということ。

その伝えたい情報というのは、氏名、電話番号、メールアドレス、住所、各種SNSアカウントなど人によって様々です。

最低限の役割としては、それらの情報を可視できる状態に印字して保存できるモノであるべきなのでしょう。

なぜ「名刺」をデザインするのか

通常、91ミリと55ミリで出来上がった四角の紙に情報を印刷したものを名刺と呼ぶわけですが、それを何故デザインするのか。

当然それは情報を読みやすくするためだと僕は考えています。名刺に限らずですが、最初に目に付いてほしい文字、その次に見てほしい文字やロゴ、そういうことを考えながら文字やロゴなどのパーツの大きさ、色、位置を考えて整頓し調整することもデザインです。

僕が名刺に求めること

ここからは僕個人が思う名刺にあるべき要素や条件を上げて行きたいと思います。あくまでも名刺を作らせて頂く場合に考えていることを思い返しながらピックアップしてみます。

目を引くポイントを一つ作る

それはどんな方法でも構いません。

例えばロゴマーク、例えばカラーリング、例えば特徴のある書体。それらの要素を用いて、または組み合わせて、最初に目にした瞬間に「グッ」と目を引くポイントを誌面に一箇所だけ用意します。

統一されたマークを用いて認知率アップ

僕のブログ名刺でもそうですが、Twitterのアイコンにも使っているこのオレイン君はとても社交場では助けてくれます。

というのも、「このマークを見たことあります」などと言ってくれる方が本当に多くみえるのです。僕のブログの存在を明確に知らない方でも、このマークの存在は知っているという方がいればそれでいいのです。そこから話を始めれば良いからです。

統一したマークやロゴを持つことが、いざオフの世界に出たときに役に立ちます。そのためにもロゴマークやキャラクター、アイコンなどの選定には入念に、慎重になるべきです。

用いる色は最高でも3色

名刺に写真やイメージ画像を用いる場合はこの通りではありませんが、僕が制作する時には基本的に色数は3色くらいで抑えるようにしています。

文字とロゴだけの世界で色をあまり使い過ぎると、アテンションが散乱してしまうことによって、文字のジャンプ率によるアテンションの効きが悪くなると考えているからです。

ですので、色数を制限するか、文字のジャンプ率を制限するかどちらかの規制は必要かもしれません。両方同時に行うと、目のやり場に困るチラチラした誌面になってしまう可能性が高くなります。

目の動きをコントロール

名刺というのは、紙面サイズ的にみても狭い世界です。その中で、その名刺を見てくれる方の視線をコントロールすることはとても大切なことです。

一番最初に見てほしい情報を見てもらう。そして、その後、どのように視線をストレスなく動かしてもらいながら、見てほしい情報を提供するか。

このような視線の動きを意識してデザインすることはとても大切なことです。

手触り感触を大切に

名刺は印刷物です。

僕もたまに言われるのですが「一番安い紙で」といわれると、ちょっとがっかりしてしまっている自分がいます。

僕はできれば、紙は感触で選んでほしいと考えています。それが印刷物の醍醐味でもあるし、そこのこだわりを作り手が捨ててしまっては、印刷物は衰退していってしまいます。たのしさがなくなってしまいますからね。

結果的に、気に入った紙、または用途に合った紙が一番安い紙なのであれば、それがベストチョイスに間違いありません。その名刺を手にとって貰った瞬間にどんな印象を与えたいかで選ぶ紙も変わってくるはずです。無意識下かもしれませんが、捨てたくないこだわるポイントです。

全てではなくとも意識したい要素

これら5つの要素をピックアップしてみましたが、みなさんはどのような感じられたでしょうか?

「え?そんなこと考えてんの?」とか「私はこういうことも考えてますよ」など思われることは多くあるかと思います。これは僕が個人的に考える要素ですので、少なからず個人差はあるかと思います。

これらすべての要素を意識しないと名刺が作れないのか。そういうことではありません。

何も意識しなくても、「名刺」と言えば「名刺」になります。

では、これらの要素を意識すれば、絶対に効果的な名刺が作れるのか。そういうことではありません。

絶対に欠かしてはいけない1つの要素

これまでに書いてきたことは、主に制作する際に気をつける着眼点みたいなものです。では、絶対に欠かしてはいけない1つの要素とは何でしょうか。

それは、人に渡したくなる名刺であること。

持っている自分の名刺が人に見られたくない、渡したくないと思うほど気に入っていない名刺だったら。それほど悲しいことはありませんよね。

逆に、とても気に入っている名刺であれば、その名刺のおかげで人に会いたくなる気持ちにさせてもらえることもあるかもしれませんし、そのような雰囲気の中で名刺を貰うわけですから、良いコミュニケーションが生まれる可能性も高まるかもしれません。

作る側からしたら、「こうやって考えてデザインした」「これはこういう意図があってこうしてる」など自分が作ったものに対してそういった思い入れが発生することは当然です。

しかし、使う側からしたらそんなことは関係ないわけです。それらの説明を作る側から聞いたところでうんちくでしかありません。そういうものは自然の効果を発してくれればいいのです。

そういうことが大事なのではなく、作る側はトータルで自分のデザインしたものが、どんなコミュニケーションを生み出しているか、そして使う側は、それらを使って心から楽しんでいるか、こういうことがこと名刺デザインだけの中にも必要なのではないかなと考えています。

そして、そんなことを精一杯考えながらも、毎日失敗しながらも、デザインしています。そんな名刺を一緒に作ってみたい方は是非ご相談ください。