妻が子供を妊娠して、出産し、赤ちゃんが生まれ、保育所へ通いながら幼児へと成長していく。たぶんこれから(我が家の場合は)少年へと成長していくのでしょう。
しかし、その過程には、岩のように大きな悩みから(今となっては)チリのような小さな心配まで、とても多くのことに悩み調べ教わるという数えきれない繰り返しが待っている。今も当然のようにそうだ。
我が家も例に漏れず、多くの悩みや心配を抱きながら今まで育児に奮闘してきました。我が家の場合を例にして、育児や子供のことで心配になったら、どんな手順を取ることができるのかをご紹介したいと思います。
ここで紹介する内容を、記事にするべきかどうかずーっと悩んでいました。しかし、それを悩むこと自体が「我が子を世間に出すことを恥ずかしいと感じている」のではないかと考えるようになり、そこからまた考え続けましたが、オープンにしていくべきだと思い、書くことにしました。ご考慮いただければ幸いです。
我が家の心配事
我が家の場合、長男の言葉の発達が若干遅いということを特に心配していました。
保育所の2歳未満児クラスの段階で、少し言葉の出が遅れていることは親としても実感していましたが、何か手段を取るべきかどうかはずっと決めかねていました。
というのも、自分たちの周りに相談しても「そのうち話すようになるから大丈夫だよ」という声がとても多かったからです。そして、個人的にも楽観視している部分もありました。
しかし、当時の保育所の所長先生から『来年度進級して年少クラスになると、基本的には先生が一人になる。だから、彼が「話したい!」と思ったタイミングで、その想いを確実に受け止めてあげられない可能性もなくない』という話を聞きました。
僕個人的には「なるほどなぁ」と思い、彼に最適な環境を用意することが僕たちにできることなのかなと考え始め、色々と調べるようになりました。
育児に関する相談は岐阜市の場合はエールぎふへ
まず僕が住む岐阜市の場合ですが、市の相談窓口があります。それが「岐阜市子ども・若者総合支援センター“エールぎふ”」です。
こちらで取り扱っている悩みというのは、幼児の発達などだけではなく、以下のように幅広いです。
- 子育てに関する相談
- 育児やしつけなどの子育て全般
- 児童虐待に関する相談・通告
- 児童虐待を受けている場合や、そのおそれのある場合の相談
- 発達に関する相談
- 幼児期のことばが増えない、落ち着きがない、友達とうまく遊べないなど発達に関する相談
- 教育全般・不登校などに関する相談
- 小中学校の学校生活、学習や具投稿に関する相談
- いじめに関する相談
- 青少年に関する相談
- 非行、家庭内暴力、対人関係、ひきこもり、仕事が続かないなど、義務教育終了後から成人前の青少年の相談
我が家の場合は、上から3番目がドンピシャで該当しました。そして、まずは相談だけしてみようということで、足を運んでみました。
まずは発達検査
まずは発達検査が行われました。身体的な部分から知的な部分まで幅広く観察してもらえます。
我が長男の場合は、

知的には問題はない。ただ、言葉の出が少し遅いというのは確かにある。
けれど、知的な発達面に問題はないので、いずれ出てくるだろう。
このようなお話をしていただきました。
幼児支援教室とは
そして、先ほど紹介した通っている保育所の所長先生からのアドバイスも伝えた上で、であれば幼児支援教室というものもあるよ、と教えてもらいました。
幼児支援教室とは、
市内8か所に、「幼児支援教室」があります。教室では、コミュニケーション能力の向上等のため、お子さんの興味・関心のある「あそび」を通して、一人一人の発達状況に応じた支援を行います。
保護者に寄り添い、子育てを支援します。また、幼稚園・保育園(所)と連携を図り、就学への支援にも努めています。
https://www.city.gifu.lg.jp/18937.htm
とあります。
そして、まさに「こんな子が利用しています」という例の一番上にある「ことばの理解や表出に心配のあるお子さん」に該当するな、と思ったことを覚えています。
幼児支援教室に通ってみて感じたこと
現在、我が家長男は年長クラスで支援教室は最後の年になります。年少から通い始めて3年目というとことです。
第一に、通って良かった。
まず第一に感じたことは、「通って本当に良かった」と思っています。
当時の保育所所長先生にもらったアドバイスも「確かになぁ」とあとで実感もしました。そして、我が家長男は「言葉の発達」に悩みを持って通い始めたのですが、それ以外の成長に関わる全ての部分に共通する素敵な取り組みをしてもらえることがとても有意義だと感じています。
また、年少から年長にかけて、この年代(月齢)での3年間というのは、とてつもない成長をする時期でもあります。そして、その道中で他にも色々と心配になることも出てくるのです。誰でも必ずしもあることだと思います。
我が家長男のケースで言うならば、彼は「自分が集中して取り組んでいることを中断して、別のことを始めるということが苦手」という特徴がみられるようになってきました。
例えば、保育所の園庭で遊んでいたときに「もう教室に戻る時間だよー」となり、遊びを切り上げてみんな教室にもどるのですが、我が家長男はたまにそれができない時があるということがありました。
そのような別の心配事も、幼児支援教室ではしっかりと話を聞いてくれ、そして最善と思える取り組みをしてもらえる。これは、ここに通わないと得られないメリットだと感じています。
第二に、もう一つの居場所が持てる
第二に感じたことは、「もう一つの居場所が持てて良かった」という点です。
我が家長男は、色々なものや環境に興味を示すので、そういう好奇心の矛先を増やしてあげると言う意味でも、幼児支援教室に定期的に通うことで、自分だけのもう一人の先生を持っている意識があるようです。
また、保育所にはない遊具などもあり、体を動かすことが大好きな本人にはちょっと特別な場所でもあるようです。
そういう意味では、保育所に通っているだけでは得られない経験だったと思っています。
まとめ
育児・教育は本当に難しいです。成長や発達について考え出したら、正解なんて見つけられないくら奥深いです。その上で、親というのは日々我が子のことを悩み考えて、試行錯誤していくものだと思います。
そして、少し何かが遅れているとかできないとか、その時はとても大きなことのように感じるのですが、後になるとなんてことはない小さなことの一つだったりします。
しかし、その時には「何か大きな問題になったらどうしよう・・・」「後から後悔したくないから、今できることはないかな・・・」と心配をしてしまいます。それが普通だと思います。
そうなれば、あとはやるだけです。子供の発達や成長に少しでも疑問や悩みを持ったら、岐阜市に住んでいる方であれば上記の流れを参考にしていただくと良いかと思いますし、他都道府県市町村にお住いの方であっても、同様な行政サービスはあると思いますので「市町村名 育児相談」といったキーワードで検索してみてはいかがでしょうか?
今後も子供の育児や成長に関する記事も書いていこうと思いますー!