2020年4月からの緊急事態宣言で小学校入学したのかどうなのか分からない状態になり、保育所も原則閉鎖、当時小学1年生と幼稚園年中の兄弟を自宅で育児しながら仕事を進めるという事態になりました。
その中でも色々なことにトライしてみました。というのも、仕事は進めたいので子供にどれくらい時間を使えるか、使わざるを得ないのか、子供の自力でどれだけ楽しみながら学習をすることができるかなど、バランスを見ながらさまざまな教材などを試してみる期間がありました。
そこから今まで(約1年半くらい?)の間に、残ったものや感触の良かったもの、仕組みなどを紹介していこうと思います!
基本の学習のための教材
ゆーても、子供なので放っておいて勝手に勉強してくれるなんてことは自然発生しません。ですので、そのための動機付けや自然にやってしまう流れを保護者の方が作ってあげる必要があります。
我が家の場合ですが、基本的にはここで紹介している「基本の学習」の内容をこなさないと、自分たちのやりたいことを優先して取り組むことはできません。
なので、マイクラやりたい!とかポケモン見たい!とかも、これらが終わっていないとできない約束になっています。
しかし、それを保護者の方から決めつけては子供は進んで行いません。ポイントは「子ども自身がやると決めるかどうか」です。
まず、この基本の学習を自分でやると決められるかどうかです。そこが一番大事だと僕は思っています。言い換えると、自分でやると決められないことを、日々の基本的な学習に含むことはしない方が良いでしょう。
嫌な思いでになるだけですし、費用対効果も悪く、さらに親子関係も悪化します。良いことがまったくありません。
ぜひしっかりと相談して取り組む内容を決めてみてください。我が家はこんなものを取り組んでいます。
長男はZ会
我が家の長男は、基本の学習に「Z会」を選択しました。
「ハイレベル」と「スタンダード」がありますが、我が家は「スタンダード」です。
ご存知の方も多いと思いますが、Z会は毎月教材が自宅に送られてきて、カレンダーの進捗に合わせて学習を進めるような形になります。基本的に日曜日以外に何かしら学習をする予定で組まれています。
そして、毎月1回「けいけん」というものがあり、親子で何かしらを作ってみるような取り組みもあります。
我が家長男の場合は、カレンダーに合わせて進めていく方が自分で考えて進めるよりも楽に感じているような気がします。テストも自分でこなすので、基本的に取り組みを見守っているだけで大丈夫です。
たまに分からないところは教えながら取り組みます。そのための保護者用サポートブックも付属しています。
大事だなと思うことは「子どもが分からなくて困ったらいつでも相談できるような距離感で見守る」ということかなと思います。ですので、取り組んでいる時には同じ場所にいてあげることは大事かなと感じています。
次男はポピー
次男は年少の頃からポピーに取り組んでいます。長男も同じように年少からポピーを年長まで取り組んで上記のZ会を選択しました。
兄弟なのに本当に取り組み方は違うもんだなぁ…と感慨深く見守っているのですが、我が家の次男はすごく適当にやってますね…笑
それでも「1日1ページ」というルールで取り組んでいます。気分が乗っている時は複数ページに取り組んでおいて、明日はやらなくても良いなどと計画性を持ってやっていますね。
幼児の場合、あまりがんじがらめにするのも良くないと思いますので、ある程度融通を効かせるようにしています。最終的に、その月の号がその月に終われば御の字くらいの感覚で進めています。(そのゆるさを見て長男は不平不満を言いますが、自分もそうだったことは忘れています…)
基本的な学習に使っている教材はこんな感じです。
冒頭にご紹介しているように、大切なのは「子ども自身でやると決めること」です。そうでないと、やる気が湧かない時に「自分で決めたことだから頑張ってみようね!」とアドバイスできないからです。
そのためにも、押し付けるのではなく、子ども本人に「やってみよう!」「頑張ってみよう!」という気持ちが湧くようにガイドしてあげると良いでしょう!(当方経験談
補足的な学習教材
補助的な学習には iPad のアプリやサービスを使っています。使っているのはこの2つです。
Think! Think!
知育アプリとしては有名だと思いますが、こちらをコロナ禍の最初の自粛期間にスタートしました。
子供の年齢やレベルに合わせたアカウント設定もできますし、有料プラン(プレミアムプラン)を利用することで、より変わった問題(難易度の高い問題?)にチャレンジすることができます。
こんなのとか↓
個人的にいいなーと思う点が2つあって、1つはゲーム感覚で空間認知能力を高めることができるという点。これはかなり大きいなと思っています。図形の問題とかイメージしやすく出題されるのでとても良いです。
2つ目は、年齢別にランキングが発表されることです。どれくらい正確なランキングが表示されているのかは分かりませんが、子供自身が「おないどしランキング◯位だった!」と教えてくれるので、刺激にもなっているような気がします。
トド算数
こちらも iOS アプリになります。Android にもありますね。
こちらは総合的な知育学習というよりかは、算数に特化したアプリサービスになります。
こちらの良いと思った点は、
- レベルに応じて上の年齢の問題にもチャレンジできる
- マップを渡り歩いて進める形なのでゲーム感覚で毎日楽しめる
という点です。
算数への得意・不得意もありますし、仮に小学生が使ったとしても、幼児向けコースを利用して基礎を理解しながら、周りに追いつけるように学習を進めるということが可能です。
これらのアプリを毎日の基礎学習の後に取り組むような仕組みを作って取り組んでみました。
たまに気持ちが乗らない時も当然ありません。だって子供だもん。そんな時は自由に自分に決めさせてあげれば良いと思います。
やらない時間を作ってみて(離れてみて)、いざ「やっぱりやりたい」と思えるのであればより一層継続への力になると思いますので、ゆっくり見守ってあげましょう。
知育に良かったなと思う教材・玩具など
個人的な考え方ですが、「学習は楽しくないと意味がない」と思っています。嫌なものや楽しくないものに嫌々取り組んでも、期待する成果を得ることは難しいでしょう。
ですので、遊びの中でもなにかしら教育的な取り組みを持たせると、意外に効果をあげてくれたり、興味を持ってくれたりします。
そんな感じで我が家の中に自然に溶け込ませている教材や玩具をご紹介します。
くみくみスロープ
こちらを購入したのは、コロナ禍になる随分前だったのですが、知育玩具としてはかなり子供たちにも好評です。
というのも、我が家の次男が熱狂的なピタゴラスイッチのファンでして、ボールが転がったり、何かしらギミックを自分で組み立てることができるこの玩具はとても楽しそうに遊んでいます。
また、他にもパーツを買い増すことで一層オリジナリティあふれるコースを自作することができるので、発展的な取り組みも可能です。
UNO
おいおい、どこの家にでもあるカードゲームじゃないか…と言われるかもしれませんが、まさしくそうです、UNO です。
トランプでも良いのですが、幼児には特にアルファベットよりも規則的な配色や数字の方が馴染みが良いようで、比較的遊び始めるまでに時間はかかりませんでした。
最近では、好きすぎて一人二役でUNOをやっている時もあるくらいです。頭の体操にも良いですし、安価に挑戦できる点も素敵だと思います。
くもん出版 NEWスタディ将棋
藤井聡太さんを追いかけるつもりは毛頭ありませんが、将棋やチェスなど駒を使うゲームは思考を養うにはもってこいだと思っていました。
しかし、将棋やチェスって、駒の動かし方を覚えないと先の手を考えられないので、その最初のハードルを超えるだけでもちょっと苦労というか、保護者も腰を入れて一緒に取り組んであげないといけませんよね。
しかし、このスタディ将棋であれば駒に進められる方向や場所が書いてあるため、一眼でわかります。そして、何度も見て考えていくうちに、自然と駒の動きを覚えてしまっています。
まだ小さいお子さんには「歩なし将棋」といって、歩の駒を無しにした取り組みも説明書でも紹介されています。それによって、簡単に相手の駒を取ることができますし、自分も取られやすい状態になります。ですので、簡単に将棋というものを楽しむことができます。
ちょっとタブレットやテレビなど画面を見ることが多くなった時とかのブレイクにも最適なので、よく活用しています。
くもんのロジカルルートパズル
こちらは付属の問題集にレベル別で利用するピースの位置とボールの場所が示されていて、決められた自由に動かせるピースを組み合わせて、上からボールを同じ色のゴールに到着させるようにコースを作るパズルゲームです。
これは大人でも楽しむことができるゲームで、試行錯誤によってトライアンドエラーの練習にもなります。上級になってくると自分で問題を作ってみたりする取り組みをすることもできます。
ボールは2セット分付属していますが、なくなりやすいので別途百均とかで入れ物を用意した方が良いかもしれません。
Spin Master ルーキー
こちらは、透明の球体の中に3Dのレールが組み合わされていて、銀色のボールをスタートからゴールまで移動させるパズルゲームです。透明のボールを色々な角度から眺めたりしながらルートを探し、平衡感覚をコントロールしながらボールを動かしていきます。
実際に物を動かしながらクリアするものになるので、空間認知能力のトレーニングにもなりますし、手先のシビアな動きも関係してくるので、手先を使った運動トレーニングとしても良いでしょう。当然ですが、大人でも楽しめる玩具になっています。
サバイバルシリーズの書籍
小学生には大人気のサバイバルシリーズの書籍です。
我が家のルールとしては、欲しい本は何でも買ってあげるというルールにしていて、最近小学校低学年の長男は、このサバイバルシリーズを読み漁っています。
図書館などで借りれるものは借りてくるのですが、学校図書館でも私立図書館でも大人気で、希望する本をゲットするのは至難の技のようです。
親心としては、漫画ではなく活字だけの本を読んでほしい…と思ってしまうかもしれませんが、個人的には「本」であれば何でも良いと思っています。ただ、タブレットなどで電子書籍ではなく、物体としての書籍という存在を今は大事にしている感じです。
もうサバイバル本が家にも10冊以上になってきてしまいましたが、自分が読みたい物を決めているので何度も繰り返し読んでくれているので良い投資だと思っています。
まとめ
ここまで、我が家が取り組んできている家庭内における幼児・小児教育教材を、コロナ禍でも特に役に立ったと感じた物をざっと紹介してみました。
タブレットを活用した学習サービスなども紹介しましたが、デバイスを使った学習などへの考え方は家庭によっても変わってくるかと思いますので、良さそうであれば試してみてください。
そして、これでないとできないことというものもありません。さまざまな方法を考えて同じような成果を得ることも可能でしょう。ぜひ、子供にプラスになる取り組みを考えて工夫してみるのも楽しいかもしれませんね。
しかし、一番大事にしてあげたいなと個人的に考えているのは「子供自身がやりたいかどうか」です。そして、その「やりたい」という言葉をちゃんと自分の気持ちとして言えているかどうか、です。
だって、親のプレッシャーを受けながら言わされた「やりたい」なんて、全く意味を成さないでしょ?子供の自由意志を尊重して取り組み方を考えてあげることで、自然にモチベーションを高めてあげたり、簡単に成果を得ることもできるでしょう。
ぜひ色々と挑戦してみてください!何か他に良さげなものがあったら、ぜひTwitterでメンションなどで教えてください!