ネット上でも「英語を話せるようになりたい」とか「仕事で英語を活かしたい」、「日常英会話だけでもできるようになりたい」と思っているんだけどどうしたらいいの?何をしたらいいの?という方がとても多いです。
東京オリンピックの開催によって、日本に訪れる外国人の方も増えてくるでしょうし、ビジネスにおいても英語力はマストアイテムではなく、当然のアイテムのように考えられる時代がすぐそこに来ています。
しかし、消費税増税もありますし、できればあまりお金をかけずに実現したいと思うのは当然です。
この記事では、「できるだけお金をかけずに英会話を習得したい人がまず取り組むべきこと」を徹底的にご紹介します。
この方法は私が実際に英国留学(2年)をするために準備をし、その後も継続した内容ですので、しっかりと実践すれば効果は必ずあると実証されています。
「お金をかけない=手間をかける」ということ
当記事の大きなキーワードの1つとして「できるだけお金をかけない」というものがあります。英会話学習だけではなく、全ての事柄に言えることですが、お金をかけないということは手間をかけるということです。
しかし、誰しもがお金をかけらられるわけでもありません。ご紹介する方法は、お金をかける部分は最小になるような方法です。ですので、まずはしっかりとお金をかけずにトライしてみてください。そして、何かしらの成果を感じたらスキルアップ投資をする流れが最適です。
しかし、そこにはちょっとした根気も必要かもしれません。そこは英語を取得したいというモチベーションをキープして乗り越えて行きましょう。
英語耳を作る
世間でも英語耳を作るなどといって、教育商材の販売も盛んにされているのを目にすることも多いかと思います。
「スピードラーニング」とかもよくCMで拝見します。あの学習商材はあれで結構使えると思います。僕も大昔にサンプルを聞いたことがありますが、繰り返し実用的な英会話文が流され、その後に日本語訳が流れてくるという感じですね。
「英語耳を作る」という観点だけで考えると、そういう方法もありだとは思います。しかし、学習商材を購入せずに、自分で行う事はできないだろうか。
6 Minutes English
そこでオススメしたいのが、BBC LEARNING ENGLISHというサイトです。
こちらのサイトの中で、特に入門者の方にオススメしたいコンテンツは2つあります。まずは6 Minutes Englishというコンテンツです。
こちらのコンテンツの特徴としては、
- 音声をテキストで確認しながら聞ける
- 重要な単語を英語で解説してくれる
- ポッドキャストもある
という点です。
試しに一番上に表示されているコラムをクリックしてみましょう。
このように、各回につきPDFデータや音声ファイルをダウンロードしておくことができます。
また、公式Podcastも配信されているのでiPhoneなどを利用している方には毎回情報がアップデートされているか、ウェブサイトでわざわざ確認しなくても良いのは助かりますね!
そうすることによって、インターネット環境のない場所でも学習をすることができます。プリントアウトしてしっかりと座って目を通したいという方にもおすすめです。
その他にも無料で優良なコンテンツが盛りだくさん
ぜひ入れ以外のページも覗いてみてください。メニューの右側に括弧書きで、内容のレベルが記載されています。
- Basic
- Intermediate
- Intermediate+
- Mixed levels
とあります。一番簡単なものがBasic、それに続いてIntermediate、Intermediate+とレベルアップしていきます。Mixed Levelsは様々なレベルが混合している内容となるので、難しいと感じたら少し時間を置いてから試してみると、スキルアップしているかどうかを実際に肌で感じることができるでしょう。
英語脳を作る
皆さんが普段、日本語で話をされたりする場合、頭のなかは何語で処理されているでしょうか?
基本的には日本語で物事を考え言葉を発すると思います。
ですので、英語を話せるようになるためには、単純に頭の中で英語を走らせるということが必要となってきます。
例えば、日常目にする風景を見て感じることを思い描いてみてください。
「ゴミ箱がある」「Trash」、「ちょっとランニングしてくる」「Go to running もしくは do running」などなど、生活の中で目にするもの、ことなどを頭のなかで英語に置き換えてみます。
その中で必ず出てくる疑問。それは「なんて言えばいいのかわからない」ということです。それをその度に調べるのです。ネットにはたくさんの辞書があふれています。GoogleでもYahoo!でも辞書で調べることができます。
そこでも僕がオススメしたいことがあります。それは日本語の辞書を使わないということです。すなわち英英辞書を使うということです。
現在ではiPhoneアプリでも多くの辞書アプリが出ていますし、ネットで調べることもできます。僕がオススメするのはこちらのサイトです。
例えば、「make」という動詞を調べてみると、このように表示されます。
このように英語でmakeの意味を教えてくれます。こうやって英語で英語を調べることによって頭の中で徐々に英語で考えることができるようになってきます。
個人差はあると思いますが、僕が実際に留学していた時には、コンパクトな電子辞書も持ち合わせていたのですが、最終的に一番学習効果が高かったのが紙の辞書でした。
というのも、分からない単語を手を使って探して見て書くという一連の動作が僕自身には覚えるために必要だったのかもしれません。
ですので、ご自宅で学習されるのであれば、どんなものでも構いませんので英英辞書を一つ用意されることをオススメします。
このように、英語脳を作るには、頭のなかで英語を走らせるというトレーニングが一番です。
これが徐々にでもできるように実感出来てくると、英会話がとても楽しくなってきます。
英語口を作る
今まで順に、「英語耳を作る」と「英語脳を作る」の話をしてきましたが、これから説明する部分が英語を自分のものにするためには一番大事な部分になります。それはどういうことか。
英語を使うということです。
「英語を使う」ということを考えると、日本人の多くは立派な英語を話さなければ伝わらないとか、ちゃんと発音できてないと周りに恥ずかしいなどといったことを考えてしまう方が多くみえるようです。少なからず僕もその一人でもあります。今現在でもそうです。
しかし、そこは徐々にでも考え方を変えていくべきだと思っています。
多国籍なカンファレンスで大々的に講師をしなければいけないとか、海外のビジネスシーンをメインに働きたい、などといった志をお持ちの方は流暢にネイティブな英語を話す必要性が出てくる場面もあるかと思います。では、自分(僕自身も含む)はどうでしょうか。
言語というのはどれも同じです。自分の伝えたいことを伝えるというのが最低限の目的です。
ですので、聞こえが悪いかもしれませんが、伝わればいいのです。
僕はこのように考えるようになってから、大分楽になりました。見てくれを気にしすぎずに、コミュニケーションを取ることができるようになりました。
では、英語を使う機会をどう得たらいいのでしょうか。
ペンパルを募集してみる
ペンパル(Penpal)というのは、日本語で言うと文通友達というような意味になります。Eメールを介して英語で情報交換をする友達を募ったり応募したりするものです。
僕がオススメするサイトはこちらです。
こちらのサイトの上のメニューバーから「Friends」を選んで進んでみましょう。
そして、左のJ@pan pen friendというのをクリック。(右のFRIENDINJAPAN.COMは使ったことがありません)
ここにメッセージを書き込んでいる外国人の方々は、基本的に日本に興味のある方が多いです。
ですので、そういった情報をこちらから提供してあげる代わりに英語でコミュニケーションを取ってもらうという知識の利害関係が成立するわけです。
ですので、お金を払って英語の文通をするわけではなく、自分の身近な情報を英語で提供してあげることによって、双方Win-Winになるわけです。
このように、自分の望む相手の条件を検索で選ぶことができます。
このサイトは昔からあるサイトで僕も何回か利用し、英語の勉強をさせてもらったことがあります。
個人的な話ですが、こちらで知り合った方で英国人なんですが、日本に見えた時には僕の地元を案内したり実家に泊めてあげたり、僕がロンドンに留学したときにも、最初から色々と世話をしてくれたり、携帯電話を用意してくれたり、と良い友だち関係を継続できています。
いまはお互いに結婚して、子供もできる予定ですので、子供が大きくなったら「Kids Exchangeしよーぜ!」っていう話で盛り上がっています。
話がそれましたが、英語上達は英語を使わないと難しいと考えてください。
頭の中で英語を使えても、口に出てこないとそれは使える英語ではありません。
そして、机上の英語も正直役にたちません。コミュニケーション能力が必要だからです。
文通の中にもそういったことを学習できる要素はたくさん含まれています。こちらのサービスは全て無料です。是非試してみてはいかがでしょうか?
実際に話してみる
先ほど紹介したように、文章を使ってコミュニケーションを取り学習することもとても有意義です。
しかし、最終的な目的は会話です。文章のやり取りだけで終わってしまっていては、机上の英語から脱せれたとは言えません。
そういう時に利用したいのが、地域のボランティア活動です。お住まいの地域によるとは思いますが、市町村レベルで外国人に日本語を教えるボランティアグループが数多く活動されていると思います。
そういった活動に参加することによって、英語圏の外国人の方々と接することができると思います。
そして、そういう場で交友を深めることによって、そのボランティア活動外でもお話できる機会も作れるはずです。
そうすることによって、実際に会って顔を合わせて英語を話すという体験ができます。
これは一見勇気が必要なアクションに思えるかもしれません。
しかし、相手は自分の英語を聞いてくれれば、状況を分かってくれます。「頑張って話そうとしている」ということをちゃんと汲み取ってくれる文化が海外にはあります。(人にもよるとは思いますが)。
これは一度チャレンジしてみる価値はあると思います。もしかしたら、良い外国人の友だちを作ることができるかもしれません。
英語は学ぶ、考える、使う
ずらーっと書いてきましたが、要点をまとめてみたいと思います。
- 英語耳を作る
- 英語脳を作る
- 英語口を作る
簡単にまとめるとこのようになります。
これらの流れをひと通り体感してみると、英語が使える楽しさというものを実感でき、よりコミュニケーションを英語でとってみたいと感じるようになるでしょう。
学生であれば、試験がある以上、机上の英語というのは大事になってきますし、そこで得た文法力や語彙力というのはとても重要になってきます。それらも含めて、どう英語脳、英語耳をつくるかというところが大切です。
そして、その培った英語耳と英語脳を実際に使ってみるのが英語口です。そうです、話してみるのです。実際に使ってみないと英語力はつきません。コミュニケーションの感覚を得ればこちらのものです。格段に習得スピードは上がってきます。
ぜひ、「英語を少しでも話せるようになりたい」という目標をお持ちの方は試してもらうと何か得るものがあるかと思います。